■「供給量」「情報」足りぬ
「自分がいつ打てるか分からない」「国も混乱しているのかも」。19日、国内で始まった新型インフルエンザのワクチン接種。優先対象であり、現場で診察に当たる医師らからは、ワクチン供給量や情報の不足を懸念する声が上がっている。
■ビジュアル 新型ワクチンの出荷数と接種スケジュール
大阪府羽曳野市の府立呼吸器・アレルギー医療センターでは、228人分のワクチンが入荷。この日は医師・看護師計479人のうち20人以上が接種を予定している。
午前に接種を受けた呼吸器内科の軸屋龍太郎医師(31)は「重症化のリスクが高く呼吸疾患のある高齢者と接する機会が多いので、医師である自分から感染させるわけにいかない」と話した。
同センターにワクチンが入荷されたのは16日夕。入荷日程の事前連絡がないまま突然運びこまれたといい、同センターの高橋龍太郎総務・人事リーダー(57)は「初めてのことで国も混乱しているのかもしれない」と情報不足を懸念した。
東京都世田谷区のクリニックに勤務し、老人ホームで在宅診療に当たっている男性内科医(33)は「私も接種を受けようと思っているが、いつ打てるか日程がはっきりしない」。
受け持つ患者の多くは早期接種を望んでいるが、混乱が生じないか不安がぬぐえない。「需要と供給のバランスがうまくいかないと、医療機関の中でワクチンが余ってしまう状況が生じる恐れがある。市町村の担当者が正確な情報を把握していないケースも多く、課題は山積だ」と指摘する。
新型ワクチンQ&A…1回接種3600円
)新型インフル 全国平均「注意報」レベル超える
1. 厚生労働省:健康:新型インフルエンザ対策関連情報
2. 新型インフルエンザ対策
3. 新型インフルエンザ - 毎日jp(毎日新聞)
4. 感染症情報センター<パンデミック(H1N1)2009>
5. 2009年新型インフルエンザの世界的流行 - Wikipedia
★★★
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