【ヒューストン(米テキサス州)時事】国際宇宙ステーション(ISS)入りした山崎直子さん(39)は7日夜(日本時間8日午前)、ロボットアームを操作し、スペースシャトル「ディスカバリー」で運んできた円筒形のコンテナ「レオナルド」をISSに取り付けた。大きなトラブルはなくほぼ予定通り終了。約13日間の初飛行で最大の仕事は成功した。
レオナルドは大型トラック程度の大きさで、実験・観測用のラックや冷蔵庫、食料などの物資が入っている。山崎さんは同僚のステファニー・ウィルソンさん(43)と作業に当たった。
作業は予定より約10分遅れの7日午後9時32分(同8日午前11時32分)にスタート。山崎さんはアームを使ってシャトル貨物室に搭載されていたコンテナをつかんで取り出し、約2時間後にISSに接続。固定のために結合機構のボルトを締める指令を野口聡一さん(44)が出し、作業が完了した。